イントラレーシックのほうが優れているのか?

通常のレーシックとイントラレーシックを比較して、どちらのほうがいいのか本やウェブで情報を色々と調べてみたのですが、結局のところどちらが良いのかはっきりとしたことはわかりませんでした。

普通考えると、最新技術であるイントラレーシックのほうがよさそうですが、通常のレーシックよりいいとも断言できません。

実際イントラレーシックに対しては、採用に慎重なクリニックも多く見られ、イントラレーシックを扱うクリニックは国内で限られています。

イントラレーシックに関して批判的なものとして、以下のようなものがありましたが、実際はどうなのでしょうか。

症例数が少ない ・・・ イントラレーシックに慎重なクリニックの中には、イントラレーザーの症例が少ないので、将来の安全性に問題があるかもしれないとの理由で、現在はイントラレーシックを見送っているというところもあります。

ただし確かに、通常のレーシックと比べるとイントラレーシックの症例は少ないのですが、イントラレース社のホームページを見ますと、「2001年以来100万症例近くあるが、視力に関する重篤な症例は報告されていない」とありましたので、ある程度安全性を検証することには十分可能なサンプル数ではないか、とも思えます。

フラップの作成に時間がかかる ・・・ これもイントラレース社のホームページによると、「第4世代の機器を使えば、フラップは約18秒で作成できる」とありました。時間がかかる、というのがどれくらいの時間を言っているのか分かりませんが、おそらく古い機器での話だと思います。

発癌の可能性 ・・・ 一番気になった記事としましては、「レーザーでフラップを作る際、角膜細胞が泡状の形態変化を次々と遂げる。その時に細胞の原形質、核が部分的に消失し、場合によっては核の一部のDNAが変異して残存する可能性がある。変異DNAは、発癌につながらないか?」というものがありました。

大変気になる内容なのですが、イントラレース社のレーザーは審査基準が世界一厳しいといわれるアメリカ食品医薬品局(FDA)によって認可されていますので、本当のところはどうなのかわかりませんが、にわかには信じられない内容です。

また、フラップを作成するときにはレーザーを使わなくても、その後レーザーを使って角膜を削ります。これは問題ないのでしょうか。

その他にも、フラップの切り口がなめらかでない炎症をおこしやすい固定に時間がかかるなどのデメリットがありました。

しかし多くのクリニックが通常のレーシックを採用しているその最大の理由は、イントラレーザーの機器が高価でもありランニングコストがかかるからではないか、と思われます。この機器がマイクロケラトーム並の値段であったならば、かなりのクリニックが採用するのではないでしょうか。

結局本当のところがわかりませんので、どちらがいいのかわかりませんが、現状では、クリニックが採用している術式のメリットを、互いに強調しているだけのようにも思われました。

しかしながら単に個人的な印象としましては、トータルで考えると手作業での腕前に左右されず結果が安定しているイントラレーシックのほうがやや有利なのではないか、とは思っています。